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2026
クライアント
能崎物産
アートディレクター
吉崎努
北陸を中心に美味しいお菓子を集めたセレクトショップ je prends ça(ジュプランサ)のオリジナル商品「金沢フィナンシェ」のニューパッケージを手がけた。
ジュプランサでは、金沢のチョコレート文化を発信する活動「#CTK」をはじめ、金沢の洋菓子文化とその背景にある風土に目を向け、さまざまなかたちで発信を続けている。その活動のひとつとして制作された映画『鈍色ショコラヴィレ』では、曇天や雨、雪の日が多い金沢特有の鈍色の風景と、そこに根付くチョコレート文化が描かれた。
今回のパッケージも、そうしたジュプランサがこれまで見つめてきた金沢の風土をひとつの起点とした。
多くの観光客が行き交う金沢駅で販売される商品だからこそ、売り場のなかでひと目で金沢を感じられるアイコニックな存在が必要だと考えた。対話を重ねるなかで着目したのが、冬の金沢を象徴する「雪吊り」。鈍色のまちを背景に、雪吊りの縄をフィナンシェそのものに見立て、色鮮やかなお菓子が風景のなかに差し込むようなグラフィックを構成した。
商品名をはじめとする文字には、日頃から店頭でお客様と接するスタッフの筆跡を採用。お客様にもっとも近い場所にいるスタッフの手から生まれた文字を、商品の顔として取り入れている。
また、中身を直接見ることのできない箱だからこそ、フィナンシェそのものの写真をパッケージに使用した。商品の姿や質感を直感的に伝えることで、売り場でのわかりやすさと、お菓子としてのシズル感を両立させている。
ジュプランサがこれまで発信してきた金沢の風土と洋菓子文化。その関係を引き継ぎながら、金沢駅から持ち帰ることのできるひとつの風景としてパッケージに落とし込んだ。
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