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神奈川県横浜市の日吉(普通部通り)に2024年8月にオープンした「HIYOSHI SHISHA」の店名およびVI(ビジュアル・アイデンティティ)、サインデザインを担当。空間設計は、横浜を拠点とする建築デザイン事務所ArchTankの林恭正、横尾周、小島慎平によって行われ、彼らが設計・ディレクションを担当している。設計のデザインコンセプトについては、ArchTankのWEBページを参照(リンク上部)。 クライアントからのビジュアルに対する要望は、「分かりやすさ」と「日吉らしさ」の2点。ロゴから“分かりやすさ”を表現するために、空間にふんだんに取り入れられている植物のグリーンを基調とし、HelveticaとArialをベースにしたシンプルなタイポグラフィを採用した。 シーシャの煙をモチーフにした白線のバックエレメントは、シーシャ店を象徴するだけでなく、日吉の地形の等高線を抽出したもので、日吉を象徴するデザイン要素となっている。日吉は多摩川丘陵による豊かな高低差が特徴的なエリアであり、シーシャの煙のモチーフはこの地域特有の地形を巧みに表現している。 完成したビジュアルは、店舗入口とトイレのサインとして展開され、煙のモチーフを保ちながら統一感を持たせた。店舗入口のサインでは昼営業と夜営業のベースカラーを反転し、訪れるお客様の属性に応じて入りやすさを調整できることがロゴの展開力・耐久力を感じる点としてあげられる。 慶應義塾大学が位置する日吉は若者が多く集まるエリアであり、この店舗がシーシャだけでなく、日吉全体を巻き込む場として成長していくことを願っている。

2024

クライアント
株式会社fumu

建築内装設計
ArchTank (林恭正+横尾周+小島慎平)

VIディレクター / サインデザイナー
吉崎努(MiKS)

内装施工
roovice

撮影
吉崎努(MiKS)

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