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2025
クライアント
小松ウォールアイティ株式会社
デザイン
吉崎努
プロジェクトマネジメント
松下秋裕 / 吉崎努
“らしさ”が滲む名刺へ。
石川県金沢市に本社をもつ小松ウォールアイティ株式会社は、パーティション事業を中心にオフィス空間・ 共空間に豊かさと機能をもたらしてきました。2025年5月には、アートと空間の関係を再構築するアートオフィス事業 “_ing.” を始動。オフィス空間にアートを取り入れ、社員の創造性を刺激し、企業文化にも新たな活気をもたらすことを目的に、来訪者数の増加や採用活動への好影響など、アートによる空間の力が具体的な成果を期待しています。_ingを始めたことは小松ウォールアイティとして、企業の在り方そのものを問い直すフェーズともいえます。
この新たなステージに合わせ、名刺の全面リニューアルプロジェクトがスタートしました。単なる連絡手段ではなく、「企業が何者であるか、そしてどこへ向かうか、どういったコミュニケーションをとるか」を考え直しました。
--名刺を「会社の顔」から「出会いの起点」へ
プロジェクトは、社員自身が「名刺に何を込めたいか」「どんな印象を伝えたいか」を深掘るワークショップから始まりました。2025年2月から計3回にわたって行われ、現行名刺に対する印象、営業現場での使われ方、企業理念や現行アートグラフィックとのズレ、ひとつひとつを言語化しながら、“名刺から見える会社像”を全員で再構築していきました。ワークショップのなかで、社員のみなさんがまとめた内容を社長へプレゼンする機会をいくつか設けることで、より解像度の高いものへと昇華していきました。
名刺の構成として表面には、創業50年を超えて積み重ねてきた「誠実性」を表現した企業情報をグラフィカルに表現し、裏面には、アート事業 “_ing.” を象徴として「チャレンジ性」を表現することで、表裏の二面性をもたせた設計にしています。
これにより、小松ウォールアイティが持つ「空間の専門性」と「アートへの越境的姿勢」の両方を伝えられる仕様になっています。また、社員のポジションによってより誠実性を表現したいという要望のなかで、表面をシンプルしたホワイトバージョンも用意することで、個性の柔軟性に対応しました。
パーティションという物質的なモノを扱う会社でありながら、そこに宿る考え方や空間性、そしてチャレンジ性を丁寧に届けたい。そんな社長の想いを社員一人ひとりと共有しながら、名刺を単なる印刷物ではなく“姿勢を写すメディア”として再定義する取り組みとなりました。今後も、_ing.の活動を始め、小松ウォールアイティの“らしさ”をさまざまな接点で表現していくことができればと願っております。
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